アシュラフ・パーレビ氏死去

 アシュラフ・パーレビ氏(パーレビ元イラン国王の双子の妹)7日、モナコで死去、96歳。米国在住の親族が明らかにした。アルツハイマー病を患っていた。

 テヘラン生まれ。イランのファルス通信は9日、米英両国が支援した53年のクーデターでモサデク政権追い落としにアシュラフ氏は重要な役割を果たしていたと報じた。パーレビ国王時代を通じ、外交を中心に権勢を振るった。79年のイラン革命後、帰国することはなかった。欧州のカジノを舞台に華やかな生活で知られる一方、79年にはパリの自宅前で革命政権の刺客とみられる暗殺犯に息子を射殺される悲劇も味わった。(ニューヨークAFP時事)。