大学入試センター試験で2006~15年の10年間に、全国31都府県の試験場で、替え玉受験の2件を含む不正行為が計65件あり、計67人が受験全科目無効の処分となっていたことが9日、大学入試センターへの取材で分かった。センターは、これまで不正行為の状況を公表していなかった。

 センターによると、不正行為は毎年見つかっており、内訳は替え玉受験2件のほか、(1)解答終了合図後の記入30件(2)定規の使用13件(3)カンニングペーパーの所持、使用8件―など。電子辞書の持ち込みや、英語リスニングの開始前にICプレーヤーを作動させたケースもあった。

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