「真田丸」は何位になる? NHK大河ドラマの平均視聴率の推移! | ニコニコニュース

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NHK大河ドラマ『真田丸』が堺雅人さん主演で1月10日(日)にスタートします。NHK大河ドラマは本作でなんと55作目。すでに半世紀以上の歴史があるNHKのキラーコンテンツで、多くの視聴者が楽しみにしていますね。今回は、このNHK大河ドラマの視聴率についてです。

ビデオリサーチ調べの歴代NHK大河ドラマの視聴率データ(関東地区)があります。この中の「期間平均視聴率(初回-最終回)」の高かったタイトルをランキングにすると、Top10は下のようになります。

■歴代大河ドラマ・期間平均視聴率(初回-最終回) Top10

第1位 『独眼竜政宗』(1987年度)……39.7%

第2位 『武田信玄』(1988年度)……39.2%

第3位 『春日局』(1989年度)……32.4%

第4位 『赤穂浪士』(1964年度)……31.9%

第5位 『おんな太閤記』(1981年度)……31.8%

第6位 『徳川家康』(1983年度)……31.2%

同6位 『太閤記』(1965年度)……31.2%

第8位 『秀吉』(1996年度)……30.5%

第9位 『いのち』(1986年度)……29.3%

第10位 『八代将軍吉宗』(1995年度)……26.4%

*……ビデオリサーチのデータを基に弊社にてランキングを集計

Top3は、1位『独眼竜政宗』、2位『武田信玄』、3位『春日局』で、これは1987年度・1988年度・1989年度と3年続いたタイトルです。『独眼竜政宗』でNHK大河ドラマの面白さに気付いた皆さんが翌年、さらに翌年と続けて作品を視聴したためでしょうか。ちなみに『独眼竜政宗』の一つ前の作品は、第9位の『いのち』。本作の期間平均視聴率は「29.3%」ですので、これを「39.7%」まで引き上げた『独眼竜政宗』がいかに破格の番組であったかが分かります。『独眼竜政宗』はNHK大河ドラマの中興の祖といえるかもしれません。

■NHK大河ドラマ55作品の期間平均視聴率(初回-最終回)

*……ビデオリサーチのデータを基に弊社にてグラフを作成

第1作『花の生涯』(1963年度)から第54作『花燃ゆ』(2015年度)までの「期間平均視聴率」をグラフにすると、このようになります。1987年度の『独眼竜政宗』以降で、視聴率がどんと上がって目立つのは、

1996年度の『秀吉』……30.5%

2002年度の『利家とまつ・加賀百万石物語』……22.1%

2008年度の『篤姫』……24.5%

の3作品です。2000年度以降の16作品について期間平均視聴率を見てみますと……。

■2000年度以降の期間平均視聴率(初回-最終回)ランキング

第1位 『篤姫』(2008年度)……24.5%

第2位 『利家とまつ・加賀百万石物語』(2002年度)……22.1%

第3位 『天地人』(2009年度)……21.2%

第4位 『功名が辻』(2006年度)……20.9%

第5位 『義経』(2005年度)……19.5%

第6位 『風林火山』(2007年度)……18.7%

同6位 『龍馬伝』(2010年度)……18.7%

第8位 『葵徳川三代』(2000年度)……18.5%

同8位 『北条時宗』(2001年度)……18.5%

第10位 『江・姫たちの戦国』(2011年度)……17.7%

第11位 『新選組!』(2004年度)……17.4%

第12位 『武蔵 MUSASHI』(2003年度)……16.7%

第13位 『軍師官兵衛』(2014年度)……15.8%

第14位 『八重の桜』(2013年度)……14.6%

第15位 『平清盛』(2012年度)……12.0%

同15位 『花燃ゆ』(2015年度)……12.0%

*……ビデオリサーチのデータを基に弊社にてランキングを集計

1位『篤姫』、2位『利家とまつ・加賀百万石物語』ですので、2000年代に入ってからのNHK大河ドラマではこの2作品が特に視聴者に支持されたといえるでしょう。両作品とも女性が主人公の物語ですから、近年女性主人公のNHK大河ドラマが目立つのは当然かもしれませんね。

さて、新しく始まる『真田丸』ですが、どのくらいの視聴率を獲得するでしょうか!?

⇒データ出典:ビデオリサーチ「過去の視聴率データ NHK大河ドラマ」

http://www.videor.co.jp/data/ratedata/program/03taiga.htm

(高橋モータース@dcp)