【カイロ、テヘラン共同】アラブ連盟(22カ国・機構)は10日、エジプトの首都カイロで緊急外相級会議を開催、イランでサウジアラビア大使館が襲撃された事件への対応を協議した。ロイター通信によると会議は、サウジ大使館襲撃を非難する声明を発表し、閉幕した。

 サウジのジュベイル外相は会議で「イランはサウジの内政に干渉しており、排除するためにあらゆる手段を取る」とあらためて非難した。

 一方、イランのザリフ外相は10日、シリア和平の仲介役を務める国連のデミストゥラ特使と首都テヘランで会談し「サウジはシリア和平に悪影響を与える狙いで、緊張をつくり出している」と訴えた。

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