【ニューヨーク共同】11日のニューヨーク市場で原油先物相場が急落し、指標の米国産標準油種(WTI)2月渡しが一時1バレル=31ドル台をつけた。31ドル台をつけるのは2003年12月以来約12年ぶり。中国の景気減速などに伴う原油の需給悪化観測が引き続き、相場を圧迫している。31・62ドルまで下げる場面があった。30ドルの大台割れが迫ってきた。

 市場では「中国経済への懸念や上海株式相場の動揺が(原油先物市場に波及し)投資家心理を悪化させた」との声が上がっている。

 WTI2月渡しは前営業日の8日、前日比0・11ドル安の1バレル=33・16ドルで取引を終えた。

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