衆院予算委で答弁する安倍首相=12日午前
共同通信社

 安倍晋三首相は12日の衆院予算委員会で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設計画の推進について、宜野湾市長選(24日投開票)など沖縄県内の地方選結果は影響しないとの認識を示した。「安全保障に関わることは国全体で決めることだ。一地域の選挙で決定するものではない」と述べた。来年4月の消費税再増税に伴う軽減税率導入の減収を補うのに必要な財源に関し景気回復で税収の上振れ分を活用する可能性も示した。

 宜野湾市長選は普天間移設問題が最大の争点で安倍政権が支援する現職と、翁長雄志知事を中心とする反対派勢力が擁立した新人による接戦になるとの見方がある。

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