運転免許取り消し後も救急車などの運転を続けていたとして、広島県警福山東署は12日、道交法違反容疑で、東広島市消防局の男性消防士(22)=広島市南区=を書類送検した。「間違いない」と容疑を認めているという。

 送検容疑は昨年9月9日〜11月22日、東広島市などで、無免許のまま救急車などを計9回運転した疑い。

 県警によると、9回の無免許運転のうち、救急車など公用車の運転は8回あった。県警が昨年11月22日、福山市内の一方通行道路を、自家用車で逆走している男性消防士を発見。職務質問したところ、無免許運転が発覚した。

 東広島市消防局によると、男性消防士は昨年8月22日、スピード違反などの累積で免許を取り消されたが、消防局に報告していなかった。