11日、ドイツ東部ライプチヒでデモを行う反イスラム団体のメンバーら(ロイター=共同)
共同通信社

 【ベルリン共同】ドイツ東部ライプチヒで11日、移民排斥を訴える反イスラム団体のメンバーら約2千人がデモを行い、難民の受け入れに寛容な姿勢を示すメルケル政権に抗議した。市内の別の場所では覆面した約250人が暴徒化し、石を投げて店舗の窓ガラスを割るなどした。DPA通信が伝えた。

 ドイツでは昨年12月31日、西部ケルンで男らが女性を取り囲み、集団で性犯罪に及んだり金品を強奪したりする事件が起きた。難民保護申請者が犯行に加わっていたことが判明し、極右勢力や反イスラム団体が強く反発しているため、警察は厳戒態勢を敷いた。