介護施設で認知症の85歳の入所者にプロレス技をかけるなどの虐待をしたとして、広島県警福山北署は12日、暴行容疑で施設の元職員岡崎正晶容疑者(37)=広島県福山市駅家町近田=を逮捕した。同署によると、「間違いない」と容疑を認めているという。

 逮捕容疑は昨年4月上旬と5月17日、介護施設「グループホームかざぐるま」(福山市)の2階和室で、入所者の85歳男性を押し倒し、プロレス技の「4の字固め」をかけた疑い。男性にけがはなかった。

 匿名の情報提供が福山市にあり、同署が捜査していた。岡崎容疑者は昨年11月中旬に同施設を自主退職している。