“SMAP解散”報道の舞台ウラ…飯島氏が道連れを狙う若手ジャニーズの名前 | ニコニコニュース

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デイリーニュースオンライン

阿蘭澄史の「芸能人は因果な商売である」

 13日付の日刊スポーツが一面で報じた“SMAP解散説”が日本列島を駆け巡った。SMAPの育ての親だった女性チーフマネージャー飯島三智氏がジャニーズから退社する意思を固めており、これに伴いグループは分裂。メンバーのうち木村拓哉(43)は事務所に残り、中居正広(43)、稲垣吾郎(42)、草彅剛(41)、香取慎吾(38)は飯島氏に追従する意向だという。

 近年、後継者問題が取り沙汰されているジャニーズ事務所において、「近々大きな動きがある」という情報は度々伝わっていた。社長のジャニー喜多川氏、副社長のメリー喜多川&藤島ジュリー景子親子、そしてSMAPの飯島氏の“3派閥”で知られるジャニーズ事務所にいったい何が起きているのか。

「SMAPを管理する飯島氏と、TOKIO、嵐、関ジャニ∞らを抱えるメリー&ジュリー氏の確執が限界に来たということ。昨年初頭、『週刊文春』に掲載されたメリー氏のインタビュー記事で亀裂は決定的になっています」(スポーツ紙記者)

■独立を見越して布石を打ってきた飯島氏

 ジャニー喜多川氏の姉で“女帝”と呼ばれるメリー氏が『週刊文春』の取材に応じたのは昨年1月のこと。滅多に表へ出てこないメリー氏の登場は多くの芸能界関係者を驚かせたが、そんなメリー氏は文春誌上において、「ジャニーズ内の派閥問題」を全否定。そのうえでSMAPについて、「だって、踊れないじゃない?」とバッサリ切り捨て、さらに取材インタビュー中に飯島氏を呼びつけ、「派閥問題が起きているのならば、私はジュリーを残します」と叱責している。

「昨年10月23日に開催されたジャニー氏の84歳の誕生日パーティに、嵐や中居正広をはじめ派閥の垣根を超えたメンバーが大勢参加し、木村拓哉も電話で祝福を送っていました。所属タレントの一枚岩での行動に飯島氏の独立説は遠のいたようにも感じられましたが、それでもSMAPのデビュー25周年で記念イヤーでもある2016年にCD発売や全国ツアーの予定はなく、関係者の間では“SMAPに何かが起きる”というのは既成事実になっていました」(前出・スポーツ紙記者)

 ここで気になるのは飯島氏の独立がほかのジャニーズタレントへ波及する可能性はあるのか、ということだ。飯島氏はSMAP以外にもKis-My-Ft2、Sexy Zone、A.B.C-Zを管轄しており、各メンバーへの影響力は絶大だと言われている。果たしてSMAPメンバー以外の“道連れ”はあるのか。

「飯島氏は昨年、独立に向けて基盤作りをしていたフシがある。積極的にAKB48と共演を重ね、業界最大手プロ・ケイダッシュ幹部T氏とも蜜月の関係を築いていった。Kis-My-Ft2・玉森裕太が主演した『青春探偵ハルヤ』(日本テレビ系)はT氏が取り仕切っている枠で、同ドラマに出演した新川優愛はケイ・ダッシュがゴリ押し中の女優。彼女は草彅剛の主演ドラマ『銭の戦争』にも出演したほど。飯島氏が打ってきた布石を考えると、SMAPメンバーのほかに最低でももう1グループ、もしくは俳優業で実績のある玉森裕太などの特定メンバーの一本釣りも考えられる状況です」(週刊誌芸能デスク)

 芸能関係者の多くが注目する“SMAP解散”報道。大きな後ろ盾を得た敏腕マネージャー飯島氏がどのような手を打ってくるのか、続報を待ちたい。

阿蘭澄史(あらん・すみし)1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相!アイドル流出事件簿』(ミリオン出版)、『事務所をクビになった芸能人』(竹書房)、『芸能人のタブー』(宙出版)など。