橋名板の紛失相次ぐ、東北 窃盗容疑で男逮捕、宮城

 東北地方の各県で、橋やトンネルの名前を記した青銅製の板など395点が盗まれる事件があり、宮城県警は13日までに、このうち同県松島町のトンネルの板2枚を盗んだとして窃盗容疑で、住所不定、無職岩間和幸容疑者(40)を逮捕した。

 「金のためにやった」と容疑を認めている。仙台市の金属買い取り業者に十数点を持ち込んでおり、福島県内の被害品も含まれていた。宮城県警は他県でも同様の窃盗をした疑いがないか、他にも窃盗をした者がいないかを慎重に調べる。

 盗難は、昨年末から岩手、宮城、山形、福島4県の少なくとも133カ所で相次ぎ、被害額は約2千万円。