産業廃棄物処理業者が不正に転売した壱番屋のビーフカツ
共同通信社

 カレーチェーン店「カレーハウスCoCo壱番屋」を展開する壱番屋(愛知県一宮市)は13日、異物混入の疑いがあるため廃棄した冷凍の「ビーフカツ」がスーパーに出回っていたと発表した。処理を依頼した産業廃棄物処理業者が不正に転売したと説明している。

 愛知県は同日、対象のビーフカツ計5405枚が県内の二つのスーパーで既に販売されたと明らかにした。温度管理など保存方法に問題があることから、県と壱番屋は消費者に食べないよう呼び掛けている。

 壱番屋によると、産廃業者は「ダイコー」(愛知県稲沢市)。問題のビーフカツは昨年9月、愛知県内の工場で製造した。