性的表現含む漢字問題集、駿台文庫が新規の出荷停止と自主回収を決定 | ニコニコニュース

問題となった「生きるセンター漢字・小説語句」
ねとらぼ

 駿台文庫が昨年2月に発行した大学センター試験向けの問題集「生きるセンター漢字・小説語句」の例文で、「胸のデカさに俺はキョソを失った」「彼女のなだらかなキュウリョウをうっとりと眺めた」といった性的な表現が複数含まれていると指摘があった問題で13日、出版社は自主回収を決定した。

【拡大画像や他の画像】

 参考書ではカタカナを漢字にする問題の例文として「きみのエキスをチュウシュツして飲み干したい」「彼女の体のユルやかなラインが僕をほっとさせる」「教授と私のミッセツな関係を誰にも気づかれてはいけない」「一定スイジュン以上の女の子しかここには入れないんだよ」といった表現が散見され、ネットではセクハラだと指摘する声が寄せられていた。

 例文は駿台予備校の講師によるもので、特に小説などからの引用ではなかった。出版社への取材では、「生きるセンター」と題していることから、覚えやすく役に立つことを目指して作成したと説明。「不愉快な単語例文について深くお詫びする。今後はチェック体制を強化し、表現などについても検討して刊行していく」と謝罪した。

 当初は内容を見直し改訂版を発行するともアナウンスしていたが、新規の出荷を停止し、現在書店に並んでいるものも自主回収することに決めた。改訂版については未定とのこと。