植田、価値ある先制弾=サッカー五輪予選

 日本に価値ある先制点をもたらしたのは、センターバックの植田だった。前半5分、「1本狙っていた」というセットプレー。山中の右CKを逆サイドでフリーの状態になり、右足ダイレクト。笑顔でベンチへ駆け寄り、仲間と喜びを分かち合った。「全員で取ったゴールなので、皆で喜びたくて走りました」

 その後は長いボールで押し込まれ、厳しい展開が続いたが、守備の柱として体を張り続けた。「僕がはね返すしかないという気持ちで、とにかく集中した」。苦しみながらも、初戦で貴重な勝ち点3。「勝てたのはかなり大きい。次につなげていきたい」と話した。