新型インフルエンザが流行した2009年5月、駅の通勤客もほとんどの人がマスク姿に=神戸市内
共同通信社

 厚生労働省は15日、全国約5千の定点医療機関から報告された4~10日の1週間のインフルエンザ患者数が1医療機関当たり2・02人になり、全国的な流行開始の指標となる1・00を上回ったと発表した。今シーズンの流行が始まった。

 昨シーズンに比べて1カ月以上遅く、厚労省によると、年を越えて1月に流行入りするのは、2006~07年シーズン以来9年ぶりという。ピークは1月下旬から2月上旬となる見込み。マスク着用などの「せきエチケット」と、手洗いによる予防策を呼び掛けている。

 今月4~10日の患者報告数は9964人。