稲葉浩志×立川談春「赤めだか」きっかけで初の対談 | ニコニコニュース

左より稲葉浩志、立川談春。
音楽ナタリー

稲葉浩志(B'z)のオフィシャルサイト「en-zine」にて、稲葉と落語家の立川談春の対談が公開された。

【大きな画像をもっと見る】

これまでにも稲葉は同サイトにて福山雅治、二井原実(LOUDNESS)、カスタムバイクビルダーの木村信也といった面々と対談している。稲葉は談春のDVDやエッセイ「赤めだか」をきっかけに興味を抱き、「落語という芸能をより理解したい」と対談をオファー。これを談春が快諾し、昨年末に東京都内で2人が顔を合わせた。

稲葉は浅草の寄席に初めて出かけたときのエピソードや、東京・赤坂ACTシアターで行われた「赤めだか落語会」を鑑賞した感想を語り、談春に「落語家の方々は喉のケアをどうされているのか?」といった質問を投げかける。これに談春も落語家ならではの答えを返し、対談は終始笑いに包まれた。

最後に談春は「とてもありがたい反面、もどかしい気持ちもあります。なぜかというと、稲葉さんが立川談春という人間、芸人を知ってくださったきっかけが本であったこと。落語という表現で伝えきれない部分があることは、これからの時代も落語家として生きていくうえで常に意識していかなくてはいけない」と語る。一方「でも、稲葉さんに落語を見てもらったよ、ということは僕個人ではなく落語という芸能にとってとてつもなくプラスであり、幸運なことにこの対談でそれほど悪印象は持たれなかったようなので(笑)もう少し頑張っていこうかなと」と対談を振り返った。

また、稲葉も「落語という言葉は日常生活の中でよく耳にするし、落語そのものに触れることはいつでもできると思っている方もいると思いますが、この巨大な得体の知れない芸能の世界の入口を談春さんはいっぱい作ってくださっているので、入口を見つけたら、皆さんどうぞ見逃さずに入ってみてほしいなと思います」とコメント。約60分にわたる対談を締めくくった。