【ミュンヘン(ドイツ)時事】世界反ドーピング機関(WADA)の独立委員会が14日に公表した報告書で、2020年夏季五輪招致に絡み、開催権を獲得した東京が国際陸連(IAAF)か陸上ダイヤモンドリーグに対して400万ドル(約4億7200万円)から500万ドル(約5億9000万円)の協賛金を支払ったと指摘した。

 報告書では、IAAFのラミン・ディアク前会長の息子とトルコ関係者による複数の会話として言及された。20年五輪招致にイスタンブールが立候補したトルコは協賛金を支払わなかったためディアク氏の支援を得られず、支払った東京が開催権を勝ち取ったとした。

 WADA独立委は「われわれの任務ではないので、これ以上の調査はしなかった」と記した。 

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