落語を演じる桂春団治さん=2010年4月、横浜市の横浜能楽堂
共同通信社

 戦後の上方落語の復興に尽くした「四天王」最後の一人で、華やかな高座姿と洗練された話芸で人気があった大御所、三代目桂春団治(かつら・はるだんじ、本名河合一=かわい・はじめ)さんが9日午前0時11分、心不全のため大阪市阿倍野区のJR大阪鉄道病院で死去した。85歳。大阪市出身。葬儀・告別式は親族や直系の弟子らで済ませた。喪主は妻成子(しげこ)さん。

 1947年、父である二代目春団治に入門した。父の死後、59年に20代後半の若さで三代目を襲名。

 いずれも故人の六代目笑福亭松鶴さん、三代目桂米朝さん、五代目桂文枝さんとともに「四天王」と呼ばれた。

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