国分太一、福島の生産者の想いを胸に一流料理人と真剣勝負 | ニコニコニュース

 人気グループ・TOKIOの国分太一が、福島県が15年の歳月を費やして作り上げたオリジナル米「天のつぶ」のイメージキャラクターに起用されたことが14日、わかった。18日より放映される新CMは、福島の生産者の想いを一身に背負い、一流料理人と真剣勝負する国分の緊張感あふれる演技が見どころとなっている。

 CMの舞台は長い白木のカウンター。黒のシャツに、前掛けをつけた国分は、丼によそった「天のつぶ」に、野菜のてんぷらをのせて、その上からタレをかけたできたての天丼をカウンター越しに差し出す。すると、カウンターの向こうには老舗てんぷら・日本料理店の料理長が登場。国分の「どうぞ」という声を合図に、試食を始める。料理長が「天のつぶ」を黙々と口に運ぶ様子を、固唾を呑んで見守る国分。おもむろに顔を上げ、納得の表情を浮かべた料理長は「いい粒です」とひとこと。最後は安堵の表情を浮かべた国分が「ふくしまプライド。」という力強い言葉でアピールする。

 共演する料理長と笑顔で挨拶を交わした国分は、天丼を「どうぞ」と差し出すシーンの撮影にあたり、「こういう時、お客様にはどうお出ししていますか?」とたずねるなど、意欲的に取り組んでいたという。料理長が天丼を食べて感想を言うシーンは、台本ではなく「思ったことをそのまま言葉にしてください」という指示を受けての台詞だったそうだが、国分は無意識にグッと両手を握りしめて、静かにお辞儀をするという、アドリブのお芝居も見せた。

 ディレクターを務めた箭内道彦氏によると、CMの見どころは「国分さんとプロの料理人の真剣勝負、リスペクトし合っているからこそ生まれる緊張感と、そこに息づく生命感」。真剣勝負だからこそのリアル感が、「天のつぶ」の魅力をより際立たせている。なお、合間に料理長に出したものと同じ、「天のつぶ」で作った天丼を試食した国分は「ひと粒ひと粒がうまい!」と大絶賛。「TOKIOのメンバーは全員、福島を第二の故郷だと思っています。まだまだ風評被害もあると聞きますし、そういう声がなくなるまで、僕たちもいろんな形で協力できたらなと、本気で思っています」と決意に満ちた表情で語った。

 新CM、ふくしまプライド。「天のつぶ」篇は、18日より関東・福島で放映される。