記者会見で、たばこのパッケージに健康被害を強調する写真を入れるよう訴える日本禁煙学会の作田学理事長(左から2人目)ら=15日午後、厚労省
共同通信社

 2020年東京五輪・パラリンピックに向け、たばこ対策の強化を目指す110の団体が15日、パッケージに健康被害を強調する写真を入れ、警告表示を大きくするよう求める要望書を財務省と厚生労働省に提出した。

 提出したのは、健康やスポーツに関連する民間団体や医師会など。記者会見した日本禁煙学会の作田学理事長は「日本では健康警告は文字だけだが、82カ国が画像を使って警告しており、世界の潮流に遅れてしまう」と話した。

 海外では、がんで苦しむ患者や黒ずんだ肺などの写真が使用されている。