ドイツで千人規模の集団性犯罪が発生…移民受け入れ政策の問題点が浮き彫りに | ニコニコニュース

移民受け入れ政策の問題点が露わに
デイリーニュースオンライン

 1月4日、大晦日にドイツで集団性犯罪が起きたことが、独メディアの報道を通じて明らかになった。大晦日の熱気を冷ます騒動に、欧州各国が進めてきた移民受け入れ政策の問題点が露わになった格好だ。

約1000人の男性集団が強盗・性犯罪におよんだ疑い

 CNNなどによると12月31日、ドイツ西部のケルン大聖堂前の中央駅などで、約1000人の男性グループが大晦日の人だかりに花火を打ち込み、事に及んだり携帯電話などを盗んだりした模様。犯行の一部が防犯カメラの映像に収まっていたという。ケルン警察には90件近い強盗・性犯罪が通報された。

 犯人に及んだ集団は、アラブや北アフリカの"酒に酔った若い男性グループ"と目されている。また、同様の性犯罪事件がドイツ北西部のハンブルクでも同日に数件発生した見込み。

 動画共有サイトなどでは、現地にいたスマートフォン所持者が、現場を撮影した動画をアップロード。動画内では、暗闇のなか、人の至近距離で破裂する花火が確認でき、多くのユーザーの関心を集めている。

 日本のネット上では「怖い」「なるべくしてなった感が強いね」「ドイツはどうやら変わってしまったようです」「移民すすめるやつはこれをどう見るんだろうな」と率直な気持ちを吐露する声が少なくない。

 今回とくに問題視されているのは、テロ問題などの影響で積極的に受け入れられた移民について。12月29日の時点で、海路から欧州入りした移民・難民の数は100万人を超えたと国連難民高等弁務官事務所から発表された。

 移民者の犯罪といえば、11月13日にフランス・パリで起きた同時テロの犯行メンバー一部も、移民に紛れて欧州入りしたことが明らかになっている。今回の一連の事件はテロではないと言えど、移民が関与している可能性が高いと見られており、ドイツ国内では移民受け入れについて議論の熱が高まっている。

「生まれ育った環境も文化・宗教も異なる移民がこれだけ大量に押し寄せれば、当然摩擦が起きるでしょう。なかでも教育の違いによるモラル低下は懸念事項の一つで、今回の性犯罪はその最悪のケースの一つです。日本でも少子高齢化で移民受け入れ肯定派は少なくありませんが、あらゆる問題を考慮して慎重な議論を重ねるべきです」(教育関係者)

 また昨年12月のFIFAクラブワールドカップでは、南米代表のリバープレートのサポーターと思しき外国人によるコンビニ強盗が起きたばかり。4年後の2020年には東京オリンピックも控えており、世界中から異文化圏の人々が大挙して押し寄せる。外国人犯罪への対策も急務だ。

蒼木学(あおきまなぶ) フリーの取材記者。エンタメ・芸能から教育・社会問題まで幅広く取材を行う。興味のあるトピックは人工知能、近現代史。