壱番屋がダイコーに廃棄を依頼した4種類のカツ。(左上から時計回りに)ビーフカツ、チキンカツ、メンチカツ、ロースカツ
共同通信社

 カレーチェーン店「CoCo壱番屋」が廃棄した冷凍カツが横流しされた事件で、廃棄を請け負った「ダイコー」(愛知県稲沢市)と取引していた岐阜県の製麺業者が15日、既に横流しが発覚しているビーフカツ以外に壱番屋のチキン、メンチ、ロースカツもダイコーから仕入れ、販売していたと明らかにした。

 ダイコーとこの製麺業者「みのりフーズ」(岐阜県羽島市)を介した壱番屋製品の横流しが常態化していた疑いが強まり、愛知、岐阜県が実態を調べている。

 岐阜県は15日未明、みのりフーズと同社と取引がある羽島市内の弁当店から袋入りのチキンカツと空の袋が見つかったと発表した。