マクドナルドの「原宿表参道店」=15日夕、東京都渋谷区
共同通信社

 業績不振の日本マクドナルドは15日、広さが国内最大級の「原宿表参道店」(東京都渋谷区)を閉鎖した。本格的なカフェメニューを出す新業態を初めて併設した旗艦店だったが、品質問題による客離れや高い賃料が重荷となり、約3年9カ月で撤退を迫られた。都心の主要店にもリストラが波及している一方、客足を伸ばす攻勢の手掛かりは見えない。

 同店は2012年4月29日、JR原宿駅近くの表参道沿いにオープンした。ファッションブランド店などが並ぶ繁華街に延べ床面積743平方メートル、客席は308席あり、今月15日時点では国内最大の「三宮センター街店」(神戸市)に次ぐ規模だった。