そして伝説が始まった! ドラクエシリーズの生みの親、堀井雄二さんが初代ドラクエの資料を公開 | ニコニコニュース

ドラゴンクエストの出発点である「ラダトーム」のマップ
ねとらぼ

 「ドラゴンクエスト」を生み出したゲームクリエイターの堀井雄二さんが、ドラゴンクエスト開発当時の資料をTwitterで公開しています。

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 最初のドラゴンクエストが発売されたのは、現在ほどパソコンが普及していなかった1986年。Twitter上に公開された資料を見ると、開発当時は方眼紙にカラーで手書きされたマップを作成し、その中に登場人物を配置していた様子。現在では考えられないような地道な苦労があったようです。

 中にはドラゴンクエスト内の登場人物にセリフをあてた際の資料も。およそ64KBの容量で製作された初代ドラクエには、漢字はもちろん存在せず、カタカナも20文字しか使えませんでした。そのため、呪文名や地名・人名も「ギラ」や「ラダトーム」「ローラひめ」など、実は同じカタカナが多数使用されており、堀井雄二さんが公開した資料からも、限られた文字数の中で工夫していたのがみてとれます。

 2016年に生誕30周年を迎えるドラゴンクエストシリーズ。今なお続く大人気ゲームシリーズの最初の作品は、さまざまな工夫から生み出され……そして伝説へと続いていくのです。