問題に採用された土井隆義さんの「キャラ化する/される子どもたち―排除型社会における新たな人間像」
ねとらぼ

 今年のセンター試験の国語の評論問題文の中に「やおい」が注釈付きで登場し、ネット上でさまざまな反響を呼んでいます。

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 「やおい」とは男性同士の恋愛を描く二次創作物に対して用いられる言葉で、その展開から「山なし、オチなし、意味なし」が語源とされており、注釈の中でも「やおい」は二次創作における男性同士の関係性に関する言葉として説明されています。

 問題文に採用されたのは、岩波書店から出版されている土井隆義さんの「キャラ化する/される子どもたち―排除型社会における新たな人間像」の一節。注釈では「やおい」の他にも「リカちゃん」「ミニーマウス」「メイドカフェ」などが登場していたようです。

 センター試験の国語では過去、「クソリプ」「パクツイ」などが問題として登場したこともありました。今回の「やおい」についても時代の変化の一つとして受け入れた肯定的な意見が多数あるものの困惑している方も多く、「逆に今の若い人にはわからないのでは」といった意見もありました。