ゴルフの教え子で18歳の高校生だった女性に対する準強姦罪で強制起訴されたゴルフ練習場経営者の男性(65)=鹿児島市=について、最高裁第1小法廷(池上政幸裁判長)は16日までに、検察官役の指定弁護士の上告を棄却する決定をした。14日付。男性を無罪とした一、二審判決が確定する。

 これまで強制起訴の対象となった8事件のうち無罪確定は3件目となる。性犯罪の成立が争われたのは初めてだった。

 男性は、2006年12月、ゴルフの指導を口実に女性をホテルに連れ込み、混乱して抵抗できない状態と知りながら乱暴したとして起訴された。