ウィンブルドン選手権のセンターコート(ゲッティ=共同)
共同通信社

 【ロンドン共同】ウィンブルドン選手権を含むトップクラスのテニスの試合で八百長が横行していると17日、英BBC放送(電子版)が報じた。男子ツアーを統括するATPが07年に実施した八百長に関する調査文書などをBBCが入手。世界ランキング50位に入ったことのある選手16人が過去10年間に意図的な敗退行為をした疑いがあり、四大大会優勝者も含まれている。しかしATPは、十分な調査を怠ったという。

 報道によると、ロシアなどに本拠を置く組織が、八百長が疑われる試合に賭けて数十万ポンドを得ていた。AP通信によると、ATP会長は十分な調査を怠ったとの指摘を否定した。