【ベルリン時事】フランシスコ・ローマ法王は17日、バチカンのサンピエトロ広場で行った日曜恒例の祈りで、難民らに対し、困難の中でも希望を持ち続けるよう呼び掛けた。

 AFP通信などによると、広場には数千人の難民や移民が集まった。法王は「皆さんは自身の物語や文化、尊い価値を有しているが、不幸にも貧困や抑圧、恐怖を経験してきた」と指摘。それでも「希望や人生の喜びを失ってはならない」と強調した。

 中東などから難民らが押し寄せる欧州では、テロや犯罪の懸念から受け入れに警戒感が強まっているが、法王は一貫して難民支援の重要性を訴えている。 

全文を表示