中学校で爆発、1人死亡=ISか、シリアから着弾―トルコ南部

 【エルサレム時事】トルコからの報道によると、南部のシリア国境沿いの町キリスで18日、中学校の敷地内で爆発があり、女性清掃員1人が死亡、女子生徒1人が負傷した。キリス県知事は声明で「シリアから発射されたとみられるロケット弾3発のうち1発が学校に着弾した」と発表した。爆発を受け、キリスの他の学校では生徒や教師が建物から避難した。

 キリスと国境を挟んだシリア側は過激派組織「イスラム国」(IS)の支配地域。トルコ南部には内戦が続くシリアからの流れ弾がたびたび着弾しているが、トルコ政府が昨夏、ISへの軍事作戦に踏み切ったことで、ISからの攻撃にもさらされている。