運転手「大型バス苦手」=昨年末の採用時説明―重体男性死亡死者15人に・転落事故 | ニコニコニュース

 長野県軽井沢町のスキーバス転落事故で死亡した土屋広運転手(65)=東京都青梅市=が、運行会社「イーエスピー」(羽村市)の採用面接で「大型バスの運転は苦手だ」と話していたことが18日、同社への取材で分かった。

 長野県警は19日、事故で重体となっていた千葉県松戸市の法政大4年生並木昭憲さん(21)が、脳挫傷のため18日に死亡したと発表した。事故による死者は、土屋運転手ら乗員2人を含め15人となった。

 同社によると、土屋運転手は昨年12月に契約社員として採用された。取材に応じた山本崇人営業部長によると、面接時に「大型バスは苦手」と告げられたが、「お願いしたいのはスキーの仕事だ」と伝え、最終的に了承を得たという。山本部長は「人手不足だった。後悔している」と話した。

 同社は、法律で義務付けられた雇い入れ時の健康診断を土屋運転手に受けさせていなかった。本人から「前の会社で受けた」と説明があり、診断結果の提出を求めたが、提出されないままだった。

 土屋運転手が2010年まで約10年間勤務していた都内の観光バス会社によると、関東周辺のツアーで日中に運転していたが、中型や小型バスのみで大型は運転しなかった。飲酒はせず、同社で働く前は砕石会社でダンプカーを運転していたという。

 面接をしたイーエスピーの荒井強所長は16日の記者会見で、「心配なので慣れるまで一般道は運転させないようにしようと思っていた」と話していた。