同志社事務方トップ逮捕=大学ごみ無許可収集容疑―京都府警 | ニコニコニュース

 同志社大(京都市上京区)から出たごみを無許可で収集・運搬したとして、京都府警生活経済課などは19日、廃棄物処理法違反容疑で、同大を運営する学校法人同志社の子会社でビル管理会社「同志社エンタープライズ」(同区)の社長北幸史容疑者(57)=奈良市秋篠町=ら計6人を逮捕した。北容疑者は学校法人で事務方トップの法人事務部長を務めている。府警は6人の認否を明らかにしていない。

 府警は同日、同志社大など関係先を家宅捜索した。同大と同社の資金の流れなどを調べる。

 逮捕容疑は2015年11月27日、廃棄物処理業などの許可を受けていないのに、同志社大から出た紙くずなどの廃棄物約900キロを収集し、京都市伏見区の処理場に運んだ疑い。

 府警によると、同志社エンタープライズは05年、学校法人同志社が100%出資する子会社として設立された。設立当初から無許可で同志社大の廃棄物を運搬していたとみられる。

 学校法人は廃棄物の収集・運搬に関し、京都市から是正を促す行政指導を複数回受けていた。15年8月ごろ府警に情報提供があり発覚した。

 同志社の水谷誠理事長は「今後このような事態が起きないよう指示を徹底したい」とのコメントを出した。