記者会見で、国を相手に新たな訴訟を起こすと正式表明する沖縄県の翁長雄志知事=19日午後、沖縄県庁
共同通信社

 沖縄県の翁長雄志知事は19日、県庁で記者会見し、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設問題をめぐり、国を相手に新たな訴訟を起こすと正式表明した。国地方係争処理委員会に不服審査が却下されたことに伴う措置。辺野古移設で国と県が争う訴訟は3件目となる。翁長氏は「あらゆる可能性を追求し、あらゆる手段で阻止したい」と意義を強調した。

 会見に同席した県の顧問弁護士は、新たな提訴の期日に関し、国が翁長氏を訴えた代執行訴訟の次回弁論がある29日以降、地方自治法が期限と定める2月3日までの間になるとの見通しを示した。提訴先は福岡高裁那覇支部。

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