2015年度補正予算が可決、成立し、一礼する安倍首相。左は麻生財務相=20日午前
共同通信社

 総額3兆3213億円となる2015年度補正予算は20日午前の参院本会議で自民、公明両党などの賛成多数により可決、成立した。子育て・介護支援や、環太平洋連携協定(TPP)に対応するための農業の体質強化策が柱。6月までに支給する低年金高齢者への3万円の臨時給付金も盛り込まれた。夏の参院選を意識し、子育て世代や高齢者、農業分野へ重点配分したといえそうだ。

 政府は今後、16年度予算案を22日に国会提出。月内に審議入りし、3月末までの成立を目指す。