日本や米国などの一時停止標識の違い
共同通信社

 1963年から採用されている一時停止を示す道路標識について、海外からの旅行者増加が見込まれる2020年の東京五輪に向け、警察庁が外国人にも一目で分かるよう表示の変更を検討していることが20日、同庁への取材で分かった。日本では逆三角形、欧米などでは八角形と形が違うためだ。費用に配慮した形の変更ができるかを考えるほか、現在の標識に「STOP」と併記する案が浮上している。

 警察庁によると、一時停止標識は全国で約170万カ所あり、全て八角形に取り換えると費用は約255億円。

 既に国内外の交通事情に詳しい自動車ジャーナリストや外国人の大学教授らに意見を聴いている。