エロスの限界に挑む!?「エロゲかよ」「頭おかしい」の声もなんのその、激エロラノベ『魔装学園H×H』TVアニメ化決定! | ニコニコニュース

スニーカー文庫公式サイト『ザ・スニーカーWEB』より。
おたぽる

『ロードス島戦記』『涼宮ハルヒの憂鬱』など、多くの作品がTVアニメ化されてきた角川スニーカー文庫。1月より『この素晴らしい世界に祝福を!』(TOKYO MXほか)の放送も開始となった同レーベルから、またしてもTVアニメ化される作品が決定した。『魔装学園H×H(ハイブリッド・ハート)』がそれだ。ただ同作は、だいぶエロい作品のため、「地上波放送じゃ限界があるだろ」「いい加減にしろ」と心配する声がファンからも上がっているようだ。

 2012年に行われた「第18回 スニーカー大賞 秋の選考」にて、『ソウルシンクロマシン』で優秀賞に選ばれた久慈マサムネ氏(受賞時:十蔵名義)。同作を改題し、14年に刊行されたのが『魔装学園H×H』だ。この作品は、イラストをエロ同人サークル「ねこはまんまがうつくしい」の主宰で、マンガ『小悪魔カノジョ』(キルタイムコミュニケーション)がアダルトアニメ化されたHisasi氏、メカデザインを小説版『機動戦士ガンダムAGE』の挿絵などをした黒銀氏が担当するバトルエンタメとなる。

 姉に呼び出され、戦略防衛学園アタラクシアを訪れた飛弾傷無(ひだ・きずな)は、魔導装甲<ゼロス>を操る毒舌で残念な性格の女の子・千鳥ヶ淵愛音(ちどりがふち・あいね)と出会う。目の前でいきなり服を脱ぎ出した愛音は「見ないでこの変態っ」。戸惑いを隠せない傷無は「いや、お前だろ!?」。そんなとき、姉から「愛音の胸を揉みしだく」という重大な任務が入る。実は、傷無にはHな行為で女の子をパワーアップさせる力があり、その力に異世界との戦いの未来がかかっていたのだ!! ……という物語で、2月1日に最新巻となる7巻が刊行予定。なお同時に、ヒロインたちが、傷無をめぐり最高に過激な争奪戦を繰り広げるドラマCDがセットになったスペシャル同梱版も並ぶ。

 15年9月にはスニーカー文庫の公式サイト内で「イクぜ絶頂!アニメ化企画進行中!!」と伝えられていた『魔装学園H×H』が、正式にTVアニメ化決定。13日、同レーベル公式Twitter(@kadokawasneaker)が「どんな作品になるか今から楽しみデース!」とツイートすると共に、原作者・久慈氏(@Kuji_Masamune)も「『魔装学園H×H』がTVに映ってる!? すげえ!っていうかアニメ化『決定』だ!! 読者の皆さんのおかげです!ありがとう、エロス!!」と喜びと感謝を交え、ファンに報告した。

 ファンは久慈氏に「おめでとうございます!」「まさか『H×H』がアニメ化とは」「今からドキドキわくわくです!」「テレビで観た日にゃ灰になります!」といったリプライを寄せているが、一方で「アニメ化は嬉しいけど、キャストはどうすんだろ」「ドラマCDと同じだとありがたい」「ドラマCDからのラノベアニメ化は、中の人が代わらないほうが少ない印象かな。下手な新人より、ベテランのエロゲな人のほうが、俺は観てて楽しいんだけど」など、あまりのエロさにキャストを心配する声も上がっている。ちなみに、ドラマCDは千鳥ヶ淵愛音:木村あやか、姫川ハユル:桃井いちご、ユリシア・ファランドール:一色ヒカル、シルヴィア・シルクカット:小関純香というラインナップ。

 また、TVアニメ化を知った原作を知らない人からは、ビジュアルのエロさに「頭おかしい」「エロゲでやれよ」「中途半端なエロになるだけじゃないか?」「エロ小説はまあいいけど、TVアニメ化はしちゃダメだろ」などといった反対の声も。

 だが、さまざまな規制が取りざたされる今だからこそ、頑張ってエロスの限界に挑戦してもらいたいもの。15年には『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』や『監獄学園』といった気合の入った作品も多かっただけに、ここは製作委員会や放送局の気合に期待したい。