国民生活センターは21日、家庭用電気マッサージ器を使用中に体を強く圧迫され骨折や内出血などのけがをしたとの相談が2010年4月~昨年12月の約5年半に計253件寄せられ、さらに増える傾向があるとして注意を呼び掛けた。けがをした人の6割が60歳以上で、女性が全体の7割を占めた。

 センターは「骨がもろくなっていたり、腰痛や皮膚炎を患っていたりすると事故につながる時がある」としている。

 機器別の内訳は、マッサージチェアが83件で最も多く、アームに挟まれて背中側の肋骨を折った例もあった。足用マッサージ器で足が腫れ上がるなどしたケースが49件。