ファミマ、サークルKサンクスも=仲介業者が商品保管―廃棄カツ事件 | ニコニコニュース

 壱番屋(愛知県一宮市)が廃棄した冷凍カツの横流し事件で、転売を仲介した製麺業「みのりフーズ」(岐阜県羽島市)の施設から、大手コンビニのファミリーマートとサークルKサンクスの商品が見つかったことが21日、分かった。セブン&アイ・ホールディングスとローソンの商品も既に確認されており、大手コンビニ4社すべての商品があったことになる。

 ファミマによると、見つかったのは、独自商品の「ファミマプレミアムチキン」と「醤油(しょうゆ)からあげ」の2品目。みのりフーズを調査している岐阜県から保健所を通じ、タイからの輸入元である伊藤忠商事に照会があった。いずれも賞味期限切れで、廃棄依頼した時期や業者は不明という。

 サークルKサンクスの商品は「フローズンシェイク(チョコ)」。製造元の協同乳業が21日、サークルKサンクスの独自商品として販売していたと明らかにした。協同乳業によると、昨年5月に販売を終了したため、在庫を処分。壱番屋の冷凍カツをみのりに転売した産業廃棄物処理会社「ダイコー」(愛知県稲沢市)に廃棄を依頼した。

 みのりの施設からは他の大手企業の製品など108品目が見つかっており、コンビニ商品もこのうちの一部。みのりの実質的経営者は岐阜県の調査に対し、「ほとんど全てをダイコーから仕入れた」と話しているという。