沖縄県沖縄市の民家で昨年4月、NPO代表の上江田静江さん=当時(63)=を殺害し現金を奪ったとして、強盗殺人罪などに問われた当時18歳の少年(19)の裁判員裁判の判決が22日、那覇地裁であり、鈴島晋一裁判長は求刑通り無期懲役を言い渡した。

 鈴島裁判長は「犯行は危険かつ執拗(しつよう)で、強い非難に値する」と指摘。弁護側が主張した注意欠陥多動性障害(ADHD)についても「犯行への影響は小さい」と判断した。

 判決によると、少年は昨年4月9日、上江田さん宅に侵入。上江田さんの背中を包丁で刺すなどして殺害し、現金約2万円を奪った。