【ダボス共同】日銀の黒田東彦総裁は23日、今後の金融政策について「2%の物価目標(の達成)に必要となれば、ちゅうちょなく調整する用意がある」と述べ、追加金融緩和を辞さない考えをあらためて示した。スイスで開かれた世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)で記者団に語った。

 欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は21日、物価の下押し圧力が強まっているとして追加緩和実施の可能性を強く示した。28~29日に金融政策決定会合を開く日銀の対応に注目が集まっており、黒田氏は市場の動向を注視する考えを明らかにした。

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