携帯各社「2年縛り」方式を是正へ 無償乗り換え期間を延長(1/2ページ)

 携帯電話大手3社が、2年間の契約を条件に大幅割引を行い、途中解約時に約1万円の違約金をとる「2年縛り」の契約方式を是正することが25日わかった。NTTドコモは3月から、違約金なしで解約できる「更新月」を現在の1カ月間から2カ月間に延長する。ソフトバンクとKDDIも順次、追随する方針だ。総務省の要請を受けた是正策の第一歩だが、違約金の低減など抜本的な改善策は各社とも検討中としており、より消費者の利便性が高い制度への転換が求められる。

 「2年縛り」の場合、利用者は契約から24カ月後の1カ月間は無償で他社への乗り換えができる。だが、その期間を過ぎると自動で契約が更新され、解約する際に違約金を支払わなければならない。携帯各社は無料で解約できる期間を2カ月に延長し、解約時のトラブルを減らす考えだ。