ファイル共有ソフト入りのパソコン(PC)で児童ポルノ動画を所持したとして、岐阜県警少年課などは25日、児童買春・ポルノ禁止法違反(公然陳列目的所持)容疑で、同県土岐市立泉中学校の元校長で同市嘱託職員の桐井雅康容疑者(63)=同県瑞浪市土岐町=を現行犯逮捕した。同課によると、容疑を認めているという。

 逮捕容疑は25日午前7時15分ごろ、自宅にあるファイル共有ソフトが入ったPC内に、少女の性行為などを写した動画ファイル1本を所持した疑い。

 県警によると、PCからは他に動画数本が見つかり、児童ポルノに当たるか調べている。桐井容疑者は共有ソフトを使い、動画をネット上で閲覧可能な状態にしていたとみられる。昨年12月に県警のサイバーパトロールが動画を発見し、25日に同容疑者宅を家宅捜索した。