残り3分を指す「終末時計」と「ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ」関係者=26日、ワシントン(共同)
共同通信社

 【ワシントン共同】地球最後の日までの残り時間を概念的に示す「終末時計」を管理する米誌「ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ」は26日、過去1年の出来事を踏まえ、針を動かさず残り3分のままにすると発表した。

 イラン核合意や地球温暖化対策の新たな枠組み「パリ協定」採択について外交成果だとしながら、「大惨事の可能性に満ちた暗い世界では小さな明かりにすぎない」と指摘。米ロの関係悪化や核兵器改良、北朝鮮の核実験がこうした進展を相殺しているとした。