ギャング×FBI、まさかの密会が発覚!「ブラック・スキャンダル」本編映像 | ニコニコニュース

バルジャーとコノリーの関係が物語のキー
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ジョニー・デップ、ジョエル・エドガートン、ベネディクト・カンバーバッチが顔をそろえたクライム・サスペンス「ブラック・スキャンダル」の本編映像が公開された。後に犯罪王として君臨する実在のギャング、ジェームズ・"ホワイティ"・バルジャー(デップ)に、幼なじみでFBIの捜査官ジョン・コノリー(エドガートン)が"協定"を持ちかける重要シーンを切り取っている。

FBIとギャングの会話の内容は?「ブラック・スキャンダル」本編映像はこちら!

映画は、1975年以降の米ボストンが舞台。コノリーの情報屋となったバルジャーが次第に勢力を拡大し、政治家になった弟のビリー(ベネディクト・カンバーバッチ)を巻き込んで暴走していく。

本編映像では、バルジャーに再会したコノリーが、敵対組織がバルジャーの命を狙っているという情報をちらつかせ、「俺はそういう情報が手に入る。そしてそれを提供できる」とすり寄るさまや「互いに利用し、助け合うんだ」と説得する姿が描かれる。バルジャーはその場では決断を下さないものの、揺れているのは明らか。デップが、脳内で損得勘定をはかっているであろうバルジャーの複雑な表情を絶妙なさじ加減で演じているほか、「密告者は許さねえ」とすごむ姿からは、バルジャーの凶暴な性格が垣間見える。

対するエドガートンは、正義感に燃える男ではなく、どこか軽薄さを感じさせる人間くさいキャラクターとしてコノリーを表現。両者の関係が変容していくさまが作品の中核となっており、公開された本編映像は2人がただの幼なじみではなくなってしまった瞬間をとらえたものと見ることもできる。

「ブラック・スキャンダル」は、クリスチャン・ベール、ウッディ・ハレルソン、ケイシー・アフレックらが出演した「ファーナス 訣別の朝」(13)のスコット・クーパー監督がメガホン。1月30日から全国公開。