甘利明経済再生担当相(衆院神奈川13区)は28日、内閣府で記者会見し週刊誌が報じた金銭授受疑惑をめぐり、建設会社側から現金計100万円を受け取ったと認め、閣僚を辞任すると表明した。現金については政治資金として秘書に適切に処理するよう指示したと説明。ただ国政への影響などを考慮し閣僚辞任を決断したと述べた。安倍晋三首相は27日、当面続投させる考えを示していた。辞任が政権運営に打撃を与えるのは必至だ。野党は首相の任命責任を追及する。

 閣僚辞任は昨年2月の西川公也農相(当時)以来で、同年10月発足の第3次安倍改造内閣で初。