東京電力は28日、一般家庭約81万件分の顧客情報を記録したUSBメモリーを紛失したと発表した。管内1都8県の顧客データの一部で、氏名や住所、電話番号、電気料金などが含まれている。東電は社外のパソコンでは読み込めないように設定しており、データが流出する可能性は極めて低いと説明している。

 顧客の電話対応を担う東京都内の「カスタマーセンター」に勤務する30代の女性社員が、対応内容などのデータ移行をするため21日にUSBを使用したが、25日に再び使おうとしたところ紛失に気づいた。