ペットフード協会は29日、2015年の犬と猫の飼育実態調査の結果を公表し、推計で犬が約991万7千匹、猫が約987万4千匹になったと明らかにした。犬の飼育数は12年以降減少傾向にあり、猫はほぼ横ばい。犬と猫の差は年々縮まっており、担当者は「今後、猫が犬の数を上回るだろう」としている。

 同協会によると、1994年の調査開始後、犬の飼育数のピークは08年の約1310万1千匹で、7年間で約24%減少したという。理由について「1人暮らし世帯の増加や人間の高齢化で、散歩などの世話が必要な犬は数が減った」などと分析している。