今年３月に全米４位の「カールスジュニア」が秋葉原にオープンするなど、アメリカ発バーガーチェーンが続々と日本に上陸中！ では、一番ウマいのは？
アメリカのハンバーガーをこよなく愛する、デーブ・スペクター氏に各チェーンの注目ポイントについて聞いた。
―マクドナルドの凋落をよそに、続々と日本に参入しているＵＳＡバーガーチェーン。デーブ・スペクターさんが注目しているブランドは？
デーブ 「シェイク シャック」ですね。ココはファストフード店というより、レストランなんです。味はもちろん、店舗のデザイン、スタッフのサービスなどすべてが既存のファストフード店とは別物で、とにかく洗練されている。創業者のダニエル・マイヤーは“バーガー界のスティーブ・ジョブズ”です。
このチェーンはオーガニック寄りの食材を生かした健康志向のメニューが売り。ＮＹではおしゃれで裕福な客層に支持されています。
―ハンバーガー＝ジャンクフードというイメージがあるんですが…。
デーブ ここ２０年ぐらいでアメリカの食生活も圧倒的にグルメ志向になりましたよ。「シェイク シャック」が流行れば、日本国内でも“もうハンバーガーはジャンクじゃない”という認識に変わるのではないかと思います。
―ちなみに、デーブさんが日本上陸を期待するＵＳＡバーガーチェーンは？
デーブ 「ホワイト・キャッスル」ですね。マックよりやや小ぶりな正方形のバーガーなんですが、アメリカ人はこれを一気に５、６個食べます。３月にアキバで「カールスジュニア」がオープンするけど、アキバはメタボ率高そうだから、こっちのほうがウケますよ。
―その「カールスジュニア」の特徴とは？
デーブ アメリカでは日本でいうところの牛丼店のような扱いです。ロードサイドに店舗があり、誰でも気軽に入れる雰囲気ですね。
―若者に人気があるそうですけど、理由は？
デーブ ボリューム重視で、量を食べたい若者に人気です。また、ＣＭにセクシー衣装のパリス・ヒルトンを起用して、話題づくりもうまい。でも、これ、エロすぎて放送禁止になったんですよ。
―肝心の味はどうですか？
デーブ 炭火の網焼きで、しっかり焦げ目がつく。お焦げの風味がいいんですよ。でね、焦げ目が橋本マナミの網パンストみたいにセクシーなんですよ。週プレだから、もっとエロ面白いジョーク言ったほうがいいですか？
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デーブ氏のジョークはともかく、同じハンバーガーという商品を扱っていながら、それぞれの店に個性のあることがわかった。これからはアメリカ発のバーガーチェーンを食べ比べる楽しみもできそうだ。
『週刊プレイボーイ』６号では「ＵＳＡバーガーチェーンの全６０メニューを食べくらべてみた！」で各バーガーを一挙紹介！ こちらも是非参考にしていただきたい。
（取材・文・撮影／直井裕太）