乾は先発も60分で交代…エイバルはロスタイムの追撃弾及ばず2連敗 | ニコニコニュース

乾(右端)は先発出場したものの、60分に途中交代となった [写真]=Getty Images
サッカーキング

 リーガ・エスパニョーラ第22節が30日に行われ、MF乾貴士が所属するエイバルとマラガが対戦した。乾は左MFで2試合ぶりに先発出場している。

 エイバルは第17節のスポルティング・ヒホン戦から4連勝を飾り、乗りに乗っていたが、前節のアスレティック・ビルバオ戦で2-5の大敗。6位の順位こそ守ったが、セビージャに勝点で並ばれてしまった。今節はホームでしっかりと勝点3を奪い、もう一度連勝につなげたいところ。一方、マラガは前節のバルセロナ戦で接戦を演じたものの敗北。今節こそなんとか勝利をもぎ取りたい。

 試合は序盤からホームのエイバルがチャンスを作る。11分、右サイドからクロスが上がると、一度流れたボールをエリア内左に走りこんだダビド・ジュンカが左足シュート。しかし、ここはわずかに枠を外れてしまい、得点には至らなかった。

 なかなか決定機を作れないエイバル。32分、左サイドから中央にカットインした乾がエリア手前から右足シュート。ボールは枠を捉えたが、惜しくもGKイドリス・カメニにキャッチされてしまった。

 エイバルは39分にアレクサンダル・パンティッチが負傷交代し、ボルハ・エキサがピッチに入った。すると前半終了間際の45分、アウェーのマラガが先手を取る。左サイドのゴンサロ・カストロがドリブル突破から左足で折り返しのボールを出す。これを走りこんだフアンピが押し込み、マラガが先制に成功した。前半はこのまま1-0でマラガがリードして終了する。

 エイバルは52分にカウンターのチャンスを作ったが、ダニエル・ガルシアは得点することができない。逆に54分、ドゥイェ・チョプに決定機を作られたが、なんとか失点は免れた。60分、エイバルは乾を下げてホタを投入し、同点ゴールを目指す。

 マラガは82分にビッグチャンス。左サイドからのクロスを途中出場のパブロ・フォルナルスが頭で折り返すと、同じく途中出場のロケ・サンタ・クルスがボレーシュートを狙ったが、ここはGKアシエル・リエスゴに止められてしまった。

 さらに90分、またしてもマラガは決定機を迎える。左サイドを突破したサンタ・クルスが飛び出してきたGKリエスゴを引きつけて中央へパス。フアンピは無人のゴールに押しこむだけだったが、これをゴール右に外してしまった。しかし、直後の後半アディショナルタイム2分、ロベルト・ロサレスが前線にロングボールを入れると、抜けだしたサンタ・クルスがゴール左下にシュートを決め、決定的な2点目を奪った。

 それでも諦めないエイバルは、後半アディショナルタイム3分にボルハ・バストンが相手最終ラインの裏に抜け出し、GKとの一対一からシュート。これがゴール左に突き刺さり、エイバルが1点差に詰め寄った。B・バストンにとっては今シーズン15点目となった。

 しかし、直後に試合終了のホイッスルが鳴り、アウェーのマラガが2-1で勝利。4試合ぶりの白星を挙げた。一方、エイバルは2連敗となってしまった。なお、乾は60分までプレーした。

 次節、エイバルは敵地でアトレティコ・マドリードと、マラガはホームでヘタフェと対戦する。

【スコア】


エイバル 1-2 マラガ

【得点者】


0-1 45分 フアンピ(マラガ)
0-2 90+2分 ロケ・サンタ・クルス(マラガ)
1-2 90+3分 ボルハ・バストン(エイバル)