健康保険証の番号などを含む約10万3千人分の個人情報のリストが流出した問題を受け、厚生労働省が、被害に遭った被保険者からの申し出があれば番号の変更を認める方針を固めたことが30日、同省への取材で分かった。対象は数万人規模に上る可能性があり、極めて異例の対応となる。

 これまでは保険証の不正利用が確認されたりした場合などに限られていたが、今回は流出した情報が成り済ましや詐欺に悪用される恐れがあることから、番号変更を認めることにした。

全文を表示