『ワールド オブ ファイナルファンタジー』中文版のデモプレイを世界初披露 ユウナとのバトルが白熱して……【台北ゲームショウ2016】 | ニコニコニュース

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文・取材・撮影:編集部 古屋陽一

●二頭身キャラがかわいい!

 2016年1月28日~2月2日、台北世貿中心(台北ワールドトレードセンター)にて、台北ゲームショウ2016が開催。会期3日目の1月31日にはスクウェア・エニックスのプレイステーション4/プレイステーション Vita用ソフト『ワールド オブ ファイナルファンタジー』をモチーフにしたステージイベントが実施された。

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 ゲストとして登壇したのは、同作のプロデューサーである橋本真司氏と、ディレクターの千葉広樹氏。台湾は初めてで、『ファイナルファンタジー』シリーズの人気が高いので楽しみにしていたという千葉氏は、「本作はモンスターを集めて遊ぶゲームです。主人公のラァンとレェンのふたりは、失われた記憶を取り戻すために不思議な異世界グリモワルを冒険していくことになります」と、本作の概要を説明。さらに、ふつうの等身大である“オオビト”と、グリモワルの住人と同じサイズである“プリメロ”を自由に切り替えられるのが特徴だと説明してくれた。

 『ワールド オブ ファイナルファンタジー』の大きな魅力のひとつが、シリーズ作との親和性。たとえば、1作目に出てきた町“コーネリア”や、『ファイナルファンタジーIII』のサロニアがデフォルメされて登場するほか、シリーズでおなじみのモンスター(ミラージュ)なども多数登場するという。さらにファンにとってうれしいのが、歴代のキャラクターが“FFレジェンドキャラクター”として登場すること。「歴代キャラは、世界の中に生きた存在として出てくるので、物語に深く関わってきます。ときに味方に、ときに敵となって登場するんです」(千葉氏)という。

 と、ここから実機デモの披露に! 「用意できなかったので、日本語版で……」と千葉氏が言いかけたところに、ゲームのプレゼンのあいだ席を外していた橋本氏が乱入。「中文版が間に合いました!」と手に持っていたのは中文版のディスク。「途中で席を外したのは、このためだったのかあ~」と、納得しつつ、台湾のゲームファンを和ませていたのでした。

 というわけで、何はともあれ中文版の世界初お披露目! “オオビト”と“プリメロ”をボタンひとつで切り替えたり、フィールド上でパーティーを組んでいるミラージュに乗ったりといったデモを披露してくれた。さらには、バトルシーンも紹介。“プリメロ”のときはミラージュの上に乗ったり、“オオビト”のときはミラージュに乗られたり……といった、“ノセノセ”が紹介されていた。この“ノセノセ”、けっこうかわいい!

 バトルの後は、「お見せしたいものがありまして……」との千葉氏の言葉に導かれてとある場所へ。向かった先にいたのは、何とユウナ。しかも、バトルをする流れになってしまう。「ユウナはとても強いのですが、できるだけがんばってみます」とは、千葉氏の言葉。ユウナ、手強そう。と、しばしバトルが展開されているうちに、ユウナが“ノセノセ”に。「こうなると、勝てないなあ」と橋本氏の声が漏れたところで、突然登場したのがライトニング! そう、“セイヴァー”として召喚したのだ。とんでもない攻撃力で、一撃のもとにユウナを倒してしまうライトニング。かっこいい! 「おお~!」と、会場からは期せずして大きなどよめきが湧き上がっていた。と、劇的なバトルの結末を迎えたところでデモの時間は終了となった。

 最後は、「日本でもまだまだ開発中です。たくさんのモンスターと仲間にあって遊べるように一生懸命作っている最中です。よろしくお願いします」(千葉氏)、「これからも『ワールド オブ ファイナルファンタジー』レジェンドキャラもバトルも、ますます充実してくるのでお楽しみいただければと思います」(橋本氏)と、それぞれあいさつし、ステージイベントを締めくくった。